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ゴールデンルール
英国式ゴールデンルールとは、イギリスで古くから伝え継がれてきた、色・香り・味の3つを満たした紅茶の正しい入れ方のことをいいます。
ゆっくりとていねいにいれた紅茶は、格別の味わいです。
ゴールデンルール基本事項
- 品質のよい茶葉を使う
古くなった葉は紅茶が黒ずんでしまったり、味や香りも落ちるので新鮮な葉を使います。また、嗜好や用途にあった茶葉を選びます。
- ティーポットで入れる
ティーポットは、しっかりと茶葉を蒸らすためには欠かせないものです。形や大きさは、茶葉がよく対流するように、大き目の丸い形がベストです。茶葉を浸透させるにはお湯の温度が重要になります。茶葉を入れる前に、ポットはあらかじめ熱湯を入れてあたためておきます。
- 茶葉の分量を正確に計る
葉はティースプーンやメジャースプーンで正確に計ります。カップ一杯に対して茶葉はティースプーン1杯(約3g)が基本です。ただし、茶葉の等級によって分量も変わってきます。
- くみたての水を沸騰直後に使う
空気をたくさん含んだくみたての水(水道水)を沸騰させ、すぐにティーポットに注ぎます。くみおきした水、二度沸かしの湯、鉄分の多いミネラルウォーターは、空気が抜けているので紅茶には不向きです。ポットの中で葉をよくジャンピング(上下運動すること)させるためには、空気をたくさん含んだくみたての水を使用することと、沸騰直後の熱湯をそそぐことが大切なポイントになります。
- 蒸らし時間を計る
蒸らし時間は、茶葉の等級によって違います。また、蒸らしている間は冷めないよう、ティーコージーをかぶせて保温します。
おもな茶葉のタイプと葉の適量および浸出時間の目安
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葉の適量(ティースプーン) |
浸出時間 |
OP
(オレンジペコー) |
山盛り一杯(3g) |
3分以上 |
BOP
(ブロークンオレンジペコー) |
中盛り一杯(2.5g〜3g) |
2分半〜3分 |
D
(ダスト) |
小盛り一杯(2〜2.5g) |
2分〜2分半 |
CTC
(製法) |
小盛り一杯(2〜2.5g) |
2分半〜3分 |
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